少し遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
今年も、晴海クリニックをよろしくお願い致します。
「一年の計は元旦にあり」と言いますが、私は毎年、特に目標を考えることはありません。
目標は毎年同じで、「生きて来年の1月1日を迎えること」だからです。
私は3年ほど前に前立腺がんが見つかりました。全く進行がないので、定期的な確認検査で経過を見ているだけで、現時点で命の危険は全くありません。
その他はほぼ健康体の私ではありますが、それでも明日の命を保証されているわけではありません。災害や事故は、誰の身にも同様に降りかかってくるからです。
ですから、一日一日、いや一瞬一瞬を大事に生きることが大切なのだと思っています。
明日生きている可能性を少しでも増やす生活を心がけることが必要なのだと思います。どう気をつけても避けられないものはありますが、自ら事故を招く行為は減らすべきでしょう。
よく自転車で通勤するので、よそ見をしないとか、スピードを出しすぎないとか。
電車での通勤もあるので、スマホを見ながら歩かないとか、駅の階段を慌てて駆け下りたりしないとか。
夏に走るときは、水分摂取に十分気を付けるとか、無理しないとか。
予防注射をしっかり受けるとか、手洗いをするとか、生のものはなるべく食べないとか。
どれもこれも当たり前のことで、何も特別なことではないのですが、日常生活の中では意外に忘れてしまうものです。
できる準備と予防はしっかりして、頭を集中させ心には余裕を持つ。
これが、来年の1月1日を迎える確率を上げることにつながるのだろうと考えています。
「注意一秒、怪我一生」、まさにその通りです。